仕事が片付いたらやろうかな?
なんて考えていたピンキー君。そうですステアリングヘッドの整備。
じっくり考えると、仕事が片付く状態はきっと当分来ないだろう。
其れよりも、今地震が来たら。
大地震でなくても、今の状態のST。倒れるのは必至。
拙いよなー。
なんて、自分を納得させる理由を思いつき、いそいそと始めました。
まず、フロントブレーキシステムを外します。ホースを接続した侭、アッセンブリー状態です。
誰かが悪戯にレバーを握ると・・・・・・。(当分バイク仲間は入室禁止、汗)。
ハンドル周りのケーブルと配線を外せば、ハンドルパイプは外せます。
ハンドルを外したら、センターの22mmのナットを外せば、トップブリッジが外れ、その下のリングナット(此れは手で弛められる)を取ると、ステムシャフトと一緒にアンダーブラケットが下へ・・。
其の状態がこの写真。スッキリ。
実は前回のフォークオイル交換の時(今よりも4000km前)、ステアリングベアリングのグリスにチョット問題を感じていたんですね。
勿論手の感触でですが・・。
此の辺はメカ屋の感覚です。グリス独特のシットリ感を感じなかったんですね。
以前他社のバイクで、此の辺は痛い目に遭っています。メーカー組み立て時のグリス不足。
不足なんて物ではなく、殆ど塗っていない(同じメーカーで続けて2回遭いましたから、全車そうなんでしょうね)。
グリス不足で錆の発生直前。参りました。
今回はそんな嫌な感触ではなく、グリスが劣化したな。と言う感触でした。
仕事の合間の整備です。予定外の整備の時間も無く、次回のフォークオイル交換時と決めていたのです。
ロアーブラケットベアリングです。樹脂のリテーナー(ボール保持器)で助かっていました。
ヤハリグリスは少なく、かなり乾いています。
ステムヘッド上側も同じ状態。
只、助かったのが、ベアリングレースには打痕が一切見られません。
綺麗にクリーニング、良質なグリスの詰め込み。丁寧なベアリングの調整で蘇る見たいです。
ヤハリ、早目早目のメンテが、結局安上がりですね。
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