つい最近の針の入荷まで、薄めのセッティングだったCR君。
必然的にエンジン始動時にはスターター(注1)のお世話に成ります。
針の入荷待ちの間、我慢が出来ないピンキー君。SJの交換をしたのですね。
SJ交換と言う事は、フロート室を外しますので、最初のエンジン始動はキャブの中が空っぽ。
仕事の合間の一瞬の閃きで弄っているのですね(汗)。
で、交換した事を忘れて、数日後チョットの走りに・・・・。
セルを回す。掛からない。当たり前フロート室の中は空っぽ。
オット、とガスコックON。セルを回しながらスターターを作動。
ウッソー、スターターが効かない。数十秒待つと何事も無かったかの様にエンジン始動。勿論スターターを作動させて・・。
そこでピコン。京浜メ、何を考えているんだか・・・。
左上の小さな部屋が、スターターの燃料部屋。此処のガスを吸いだします。
で、問題・・・・。
この部屋に入る量を、此処のジェットで制御。
つまりですね、フロート室がいっぱいに成っても、この部屋がガスで満ちるのには時間が掛かるんですね。
此処にガスが溜まるまでは、スターターが効かないのです。
更に・・・・・・・。
普通のエンジン停止。この部屋はガスが充填されている。
翌日のエンジン始動。スターターを働かせる。
スタータージェットに関係なく、この部屋のガス量は噴出し、無く成ってからヤットジェットで計量。
しかもこの部屋、上部でフロート室と繋がっているから、空気はツーカーだし。
つまり、この部屋のガスを出し切ると、ジェットで計量されたガスと、上部の穴から入ってくる空気との混合をスターター回路へ・・・・。
要は、最初の数秒(?)だけ多目に(スタータージェットに関係なく)噴出し、その後は微量に・・・。
なんで、こんなややこしいスターターにしたのかなー。
オット、追記です。
針の交換の終わった今は、スターターなしでエンジン始動が出来ます。
注1。スターター、セルとは違います。一般にはチョークと言った方が通りが良いかも・・。
エンジン始動時には、通常よりも濃い目の混合気が必要です。この時にエアーを絞って濃くするのがチョーク。
ガスを多くして濃くするのがスターター。
目的は同じですが構造は丸っ切り違います。
最近のキャブにはまずチョークは有りません。スターターが普通です。
で、僕のハタカブ、チョークが付いています(笑)。取り外してしまいましたが。
[0回]
PR