何の変哲も無い、STのステアリング周り。
シッカリと作って有ります。強度的には十分以上。

で、今日のタイトルです。判りますか？何の意味か・・。

STのステアリングのアライメントです。キャスター角は良い線を突いていると思います。でもトレールが・・・・・・。

９２mmは少ない。１００mm近く欲しい。と言うか１００mmでも多過ぎる事は無いと思う。

STのハンドリング。よく言えば軽快なんだけど、落ち着きが無いとも言えて・・・・。

早い話、車の脇をすり抜けますよね。その時のし易さ、２号の方がはるかに簡単に。

勿論すり抜けのし易さは、良いに越した事は無い程度ですが、高速道での安定性はエンジンに負けている。
高速コーナーでの僅かな切れ込み。

僕の感覚ではトレール不足。
２号が１号だった頃、トレールを１０mm増やしました。僕好みに成って、ニヤッだったんですね。

今のコーナリングの楽しさが、２号の方が上と言うのも、トレールの所為と思っています。
足周りのパーツ、２号よりもSTの方が上を行っているのですから（サスもブレーキも）。

バンク中に、安心して体重を預けたいんですね。

メーカー（スズキ）の広報でも、STのハンドリングは初心者が街中で気楽に扱える様に、と謳っているんです。
その意味では、今のアライメントは大正解。

でも、僕の使い方（ハイ、僕の所為です。メーカーの意図と違う乗り方をしている僕が悪い）・・・・・・。

フォークを買う前に、ステアリングブラケットを作る事にしました。
４１Φに合わせて作り、スペーサーを噛ませれば、今のフォークも取り付けが出来ます。

実は、この前浅川さんの所に行った時に、この話をしたんですね。トレールが足りないって。

浅川さん。其処までやるのかよーって言っていましたけど（笑）。
STのステアリングシャフトの位置。スピードメーターに隠れて、走行中には見えません。

今、写真を撮りながらまじまじと見ると、オフセットが大きいなーって（オフセットが大きいとトレールは小さく成ります）。

フォーク長の調整や、オイルの調整をしてもどうしても治らない部分。トレール変更で治ると嬉しいんですが・・・。

あ、出来たら、トレール（オフセット）値の調整可能なブラケットを考えて見ます。
こんなモノの設計をしているのが、凄く楽しいんですよね。

チョット追記です。
僕の好きなハンドリングの、SRのアライメントを調べてみました。
ナント、トレールは１１１mm。
ヤッパリ・・・・。


嬉しい追記。
帰りに、STを買ったバイク屋さん。
ピ『アノー、事故車か何かのSTのステアリングブラケットが転がっていませんか？。寸法取りに使いたいんです。』
バ『STのは無いけど、ボルディーも同じ筈なんで、ボルディーのを用意しますよ。』

ヘヘ、ヤッタ。

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