
写真にペイントをする方法がやっと判り、早速アップ(汗)。パソコンは苦手と言ったでしょ・・・・。
で、最近のBLOGに良く登場するアイドルポートとスローポート。
要は、キャブレターはスロットルの開く位置で、違う穴からガスを供給して、全体のバランスを取っています。
まずアイドリング。赤丸で囲んだアイドルポート(AP)が働いています。
この穴の真下にはPS(パイロットスクリュー)が有り、此処の穴から出るガス(混合気)の量を調整しています。混合気の混合比はPJ(パイロットジェト)とPAJ(パイロットエアージェット)で計量した割合に成ります。
スロットルバルブ(バタフライバルブ)は殆ど開いていない状態です(ほんの僅かは開いている)。此処で問題になるのが排気量に見合ったキャブ径かどうか?大き過ぎるとスロットルバルブは殆ど開きませんし、小さいキャブの場合は結構開いています。この辺でAPの働く割合が変わります。
STの場合はキャブが大きいですので、スロットルバルブは殆ど閉じた状態です。
キャブが小さいと最初からスロットルが開き気味。結果最初からスローポートが働き始めます。(ハタカブがその状態。そのくせPAJの交換が不能。その為スローポートを埋めてセッティングを出し易くしました。詳しくはこちらで http://hayashilab.syuriken.jp/110carburetor02.htm )
スロットルを開くとバタフライバルブが回転。バルブの下側に隠れていたスローポート(SP、緑の線に囲まれた3個の穴)が顔を出します。
此処からのガスの量はPJとPAJで計量した混合気です。但しAPの様にPSの様な計量部分は有りません。ジェットでの計量したものが其の侭出て来ます。ですからPJとPAJの選択は大切なのです。STのキャブの場合どちらも変更が可能でしたので、非常に助かりました。
この写真はスロットルが1/4開いた状態です。
この辺に成りますと、メイン系からの供給も始まります。
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