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コメント[ 0 ] 2015年05月05日19:13
イヤー、暫くぶりに重い話題です。僕としては今更なんですけど・・・・(笑)。
フロントフォークのセッティング。何を置いてもスプリングを合わせましょう。此れが合ってないと何をしても無駄。
其処の所が出来ているのを条件として・・・。

フォークのオイル量。大事です。何がと言うとダンパーには丸ッ切り関係なくボトム寸前のフォーク上部のエアー室の量。

オイルが多いとエアー室は殆ど無くなり、其の反発量はスプリングを上まります。
昔(花も恥らう20代、笑)、オイルを入れ過ぎてオイルロック。サスストロークを使い切れなくした事が・・・・(恥)。

そんな訳で、オイル量で1Gでのフロント高さは変わります。

つまり、フロントフォークのスプリングは、元々のスプリング+エアースプリングって考えて下さい(絶対に間違っていませんから)。

で、問題のフォークオイル量。オイルの量が多いとエアースプリングの強さが増えるんですね。
フォークオイル量の調整って此処の調整なんです。つまりダンパー量とは関係有りません(ダンパー量はオイルの粘度で決まります)。

さて問題。オイル量を決める測定法に油面で計る人と油量で計る人。
フォークが理想状態ならどちらでも同じ結果が出る筈(内部構造が単純なBMW80のフォークはどちらで合わせても全く同じ結果に成りました)。

此処で問題です。フォークの内部はかなり複雑な構造。内部にエアーを噛んでいる場合多々。
油面で測定した場合、噛んでいるエアーを含んでの量に成るんですね。
此の調整をすると、走行中にエアーが抜けると油面が下がります。

油量で調整した場合。
内部エアーが残っていると油面が高く成りますが、エアー室がフォーク上部と内部に分かれた形ですので正常に(狙ったセッティングに)フォークは働きます。
まあ、厳密に言うと内部エアーがダンパーを弱めるんですけどね(エアーの位置に拠ってはダンパーに対して悪さをしない)。
でも内部エアーは何時かは必ず上に抜ける。
この状態がフォークの狙ったセッティング(本来の動き)に初めて成るんです。

まあ、そんな考えのピンキー君はフォークオイルのセッティングの場合、必ず量で(メスシリンダーを使っていますけどね)合わせています。
フォークオイルを入れてからストロークさせると、気泡が出なくなる迄、かなりの時間が掛かります。
其の気泡、フォーク単体でストロークさせるだけで抜け切れると思いますか?
僕は無理って考えています。
だから、油面での測定ではなく油量でのコントロール。

まあ、普通に走るんならどうでも良い事なんですけどね。





フォークオイルのセッティング。番手と油面高さしか気にしないバイクショップ。
僕は・・・・・・・・。

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