TMRをつけてから略100km走りました。基本的に交換は正解。残るは細かなセッティング。
レース用として売られているキャブを、一般道路で(バイクもハイチューンには程遠い)使うのですから当たり前の事です。
オーディオの世界でもプロ用を一般家庭で使うには、其れ相応の手当てが必要です。
どちらも持っているだけで満足でしたら、余計なお世話ですけどね。
走行を重ねると面白い症状が・・・。
普通に流していると発生しません(MAJを付けたのは正解かな?)。スロットルのオン、オフの繰り返しが多い、ワインディングを走った直後に発生します。
直後に信号待ちになると、アイドリングが下がるのです。オーバークールの様な状態で・・・・・。
キャブに詳しい方が、上の写真を見たら一発で判りますよね。
そう、ガスが濃過ぎるのです(加速ポンプの働き過ぎ)。
此処で、加速ポンプのおさらい。普通の走行で、エンジンにマッチしたメインボアのキャブをつけているなら、殆ど必要は有りません。
なまじ付いているとキャブセッティングが難しくなります。
では、ナゼ必要か。
最大出力を求め、大きなメインボアのキャブの場合です。
エンジンの回転が十分に上がっている時に、スロットル全開なら良いのですが、回転が十分上がっていないのに、スロットルを開け過ぎますとメインボア内の空気の流速が落ち、結果負圧も発生しなくなり、ガスを吸い出せなくなるのです。
その時、ポンプで強制的に生ガスを噴出させ、エンジンのストールを防ぐのです。
TMRはポンプにプランジャータイプを採用。その内部ではピストンとシリンダーを密着させずに僅かの隙間を持たせています。
その為、ゆっくりとスロットルを開けると、隙間からガスがリークして生ガスの噴出は有りません。
すばやくスロットルを開けた時は(ガバ開け)リークが間に合わず、噴出されます(と、取り説には書いて有ります)。
で、僕は昔のバイク乗り。負圧キャブには慣れていませんのでガバ開けはしません。
ひょっとして、僕のスロットルワークでも加速ポンプは噴出している?
早速キャブを外して確認。結構ゆっくり開けてもシッカリと噴出します。
ハハ~~~~ン。これか。
先にも言いましたとおり、メインボアの小さなキャブなら加速ポンプは要りません。
で、取り合えず働かない状態にセッティング。
写真、緑丸のネジは加速ポンプの働き出す位置のセット。
赤丸は噴出し終わりの位置のセット。
どちらのネジも標準では短く、吐き出しを少なく出来ません。
二本とも長いネジに交換(写真は交換済み)してポンプのストロークを1/4~1/2スロットル開度にセット。
で、試乗したいんだけど、そろそろ雨の天気予報。
ア~~~~~~ア。
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