買って直ぐに行った、フロントフォークのオイル交換。
其の時の走行距離は約3500km。
ヤハリ其れなりに汚れていました。
この時は、僕の走行距離も短く、フォークのセッティングは何もせず、メーカー指定で組み上げました。
で、数日前のツーリング。雨の中を走ったので、フォークの作動範囲が良く判ります。
で、走り方の割にはストローク量が少ない。
それに若干硬過ぎる感じも・・・。
明日はまたチョット出かけます。
前回オイルを換えてから5000km以上走っている。交換時期はとうに過ぎている(僕は4000kmを目安に換えています)。
交換と同時にオイル量と粘度も変更する事にしました。
とりあえずフォークを外し、トップキャップも外し、スプリングを入れた侭でフルストローク。
思ったとおり、油面がかなり上昇。トップキャップ底面ギリギリの位置。
フルストロークすると、トップキャップ裏面の窪みだけが空気室に成る設計。
此れでは、普通の加重では、ストロークしない訳です。
基本的に、メーカーの基準設定は、定員イッパイの加重を前提に設計します。メーカーとしては当たり前の設定です。
と言う事は、一人乗りでは加重が足りません。
一人乗り用にフォークの設定を変えるのも、自分好みにする、方法です。
オイル量がおかしいかと、スプリングを抜き、油面を測って見ましたが、正常値でした。
もう少し、フルストロークしても、空気室の容量は欲しい。
10ccもオイルを減らせば行けそうです。
規定は411cc。400cc入れる事にしました。
粘度は、今までハードを211cc。ミディアムを200cc入れていたので、どちらも200ccにして、若干柔らかめに。
で、スプリング。メーカー指定では、ピッチの細かい方を下にする指定です。
前回は守って組みました。
でも・・・・・・・?
なぜ、上下が有るのか?
スプリング特性は上下逆でも変わりません。スプリングの外径も同じで、単にピッチの違いです。
バルブスプリングもピッチが違っていて上下が指定されています。
なぜでしょう?
此れはスプリングの重量を考えているのです。
ピッチの細かい方が重量は嵩みます。
スプリングは一般には片側は固定、反対側が動くのが普通。
バルブの場合はヘッド側にピッチの細かい方(重い方)。バルブ側にピッチの荒い方(軽い方)を使い、バルブの追従性を上げています。
で、フロントフォーク。上は固定、下は上下に動いている。バネ下重量を考えるとピッチの荒い方を下に組んだ方が都合が良い。
と言う事で、メーカー指定を無視。スプリングの上下を逆に組みました(真似しないでね、何か有っても僕は責任を取れません)。
オイル量を11cc減らして、油面を測りましたら、マイナス5mm程。
こんなものですかね?
後は走ってみなければ判りません。
此れはフォークを外す前の写真。
マジックで書いた、合いマークが判りますか?
フォークを永く使うと、内部に馴染みが出てきます。
その馴染んだ位置を変えたくない為の合いマークです。
僕はトップブリッジの隙間に合わせて書きましたが、判ればどこでもOKです。
フェンダーを付ける前に、フォークの平行出しをして、アクスルシャフトをロック。
全部組み上げて、Fブレーキを掛けた侭、車体をゆする。ウン、良い感じ。以前よりも良く動きます。
さ、明日は吉と出るか凶と出るか・・・・・・。
追記。ジェベル200(過去に乗っていた)のサービスマニュアルをチェックして見ました。
同じくピッチの細かい方を下側の指定です。
次回のオイル交換が楽しみ・・・・・(冷汗)。
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