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CATEGORY[ST250 ノーマルキャブレター]
コメント[ 0 ]TB[ ] 2007年09月02日17:52
穴あけ

スロットル全開で失速する。こんな状態で乗っていて楽しい訳は有りません。で、こんな事が気に成ると全てのものが手につかない(汗)。
ガマンは体に良くない。
原因追求。
まず、現状の把握。スライドバルブ(バタフライバルブ)とスライドピストンのシンクロ関係を目で確認する事に。
エアクリを外してエンジンスタート。少々ガスが薄くなるのは仕方が無い。あくまでスロットルとピストンの位置の確認。
此処で軽く説明(偉そうに・・汗)。スライドピストンは最初から下にかなりの隙間を持っています。つまり開いた状態。と言う事はスロットルバルブを少々開けた程度では動かないのが正解です。で、スロットルバルブとボディーの隙間がスライドピストンの下の隙間より大きくなったらスライドピストンが上昇を始めるのが理想。でも中々巧く行かないのが現状です。
原因の一つにスライドピストンを上昇させているのはダイヤフラムの上下の圧力差ですが、上(スライドピストン最下部と繋がっている)が負圧に成っても下(本来大気開放)も負圧なら上がりません。下は大気圧でなければいけないのですが其処の処が難しい。何故かと言いますと下の部屋はエアクリの後に繋がっているからです。つまりエアクリの吸気抵抗が大きいとダイヤフラムの上下に圧力差が出にくく、スライドピストンの上昇を妨げます。
で、今回の検証。
まず、僕の作った弱いスプリング。
スロットルをホンの若干動かしただけでスライドピストンが動き出します。もっと開けると更に上昇しあっと言う間に全開。此れではスプリングが弱過ぎます。(は~~~~~~。)
念の為に、標準スプリングを装着。
スロットルを少々開ける。ピストンは動きません。感覚的にスロットルの隙間がピストンと同じぐらいかなー、と思われる辺りから上昇開始(バッチリ)。
で、思い切ってスロットルをオープン。アノーーーーー・・・・(穴が有ったら入りたい。)スライドピストン全開です。
で、此処からが問題。エンジンの回転上昇の速さが尋常では有りません。兎に角早い。キャブの入り口をライトで照らして見ていると、メインポートからガスが吹き出るのをバッチリと確認できます。
今迄と何が違うのかと言うと、単にエアクリを外しただけ。
そうです。答えはエアクリの容量不足。エアクリが抵抗になってスライドピストンの上昇を妨げていたと考えると今迄の現象が全て納得。
エアクリをつけてピストンの動きを見たいのですが其れはムリ(見てみたい・・・)。
で、とりあえずやってみたのが上の写真。エアクリの蓋を穴だらけ。
STファンの皆様。スプリングは作り直さずに元気なST君が出来そうですよ。
さあ、もうチョイ。今夜のお酒は旨いぞ~。

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