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CATEGORY[ST250 ノーマルキャブレター]
コメント[ 0 ]TB[ ] 2007年12月08日17:54
針の研磨その1

遂にキャブレターを車体から外しました。スロットルワイヤーを外したのは初めて。今迄の作業はスロットルケーブルを外さなくても出来たのです。
整備性の良い単コロならではですネ。

針の研磨その2

標準でのニードルの位置が判らなければ、どこを削るかも判りません。
マーキングして有る所は、スライドピストンが一番下がった位置で、ニードルが顔を覗かせている位置です。
ヤハリ、ストレート部分はホンの数ミリしかジェットの中には入っていません。ストレート部が効くのは、スロットル(バタフライ)は開いて、ピストンが上昇していない範囲です。

針の研磨その3

内部パーツもチェックです。特に今回知りたかったのはNJの形状とJNとのクリアランス。此れも削る範囲と量を決めるには重要です。
見てよかった。NJの上側は穴が広がっていて、ストレート部と干渉する範囲は更に短くなっているのが判りました。
更にストレート部とジェットの穴のクリアランスは百分台。つまり百分の数ミリ(手の感触では3/100~5/100の範囲)です。
此れならストレート部は1/100も削れば十分かな?

針の研磨その4

削り終えたニードルとノーマルニードル。どちらが削った方か判りますよね。テーパー部を主に削っています。
削り方はボール盤に咥えて高回転(2000rpm)で廻し、サンドペーパーで削りました。細いので力を加え過ぎるとアウト。アルミですので簡単に曲がります(曲げてはいませんが、笑)。
アルマイト処理がして有りましたので、削った侭では、すぐに磨り減るかもしれませんね。形状が決まったらアルマイト処理に出した方が良いと思います。僕の場合は結論が出れば良いので、其の侭使います。
使ったサンドペーパーは#400で粗削り、#800で中間仕上げ、最後は#1200で削りました。面が荒れていると、スムーズなガスの流れを阻害しますので注意です。

針の研磨その5

此れが負圧キャブのセッティングを難しくしている要因の一つ。
スロットルは全閉。バタフライバルブとボディの隙間は光にかざしてやっと判る程度。
なのに、スライドピストンはこんなに開いています。バタフライバルブがある程度開かないと、スライドピストンは上昇を始めません。
其処の所(スロットル開け始めから1/4辺りまで)は、JNのストレート部分とNJの隙間でガスを計量しているのです。
バイク乗りなら判ると思いますが、この辺は普通に走っていて一番使う所。
ドンツキや息つき、トルクの薄さなどが有ると、とても走り辛くなる所です。
STは其処のトルクが薄い。で、もっと厚くしたい。

今日は此処迄で時間切れ。
キャブの取り付けと試乗は明日の心だー(小沢昭一風で)。


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